「うん。大丈夫、わたしのお母さん、元気だよ。お父さんも。うろ覚えだけど、あなたの名前が出てきたの」 「ほう」 「友哉さん、デビューは何歳?」 「三十歳前かなあ」 「わたしが小学生の時か。一致する夢。戦国時代の物語?」 「そうだよ」