「そういうテーマ。歴史小説もそれだけだからね」
「効果って」
「社会批判をした話だったんだけど、世の中は変わらない。俺だけが変わった。大金が入ってきて、女がどんどん近寄ってきて、美女を選べる特権を得た。その女たちは、その時だけの女だった。それが嫌になって、次の小説から厭世的になって売れなくなった。だけど、味覚障害の新妻の物語が映画化して、また預金が出来たよ」