lineお母さんは、俺だけじゃなくてお父さんも嫌いなのか。悪いのは、きっと俺なんだろうな。隔世遺伝っていうのがそうなるのかなあ
 大粒の雨が降ってきた。友哉は細い体をしなやかに動かし、家路を急いだ。

 大河内忠彦との事があった翌日の朝、利恵から、「遊びに行ってもいい?」と携帯のメール連絡を受けたゆう子は、ベッドの中で寝ている友哉をちらりと見、ナイトテーブルの上の置き時計を見た。