と彼を心配した。ゆう子はそう言って、友哉を自分の部屋に引き入れたのだった。
 お互いの体調を心配する呼吸が合った、と友哉は思った。
line初めての経験かも知れない。トキは奥原ゆう子が俺に相応しい女だと言った。明るくてよく喋るからだと。そこじゃないんじゃないか。二人とも病弱なのがよい相性なんじゃないか。それに、三百億円に興味を示さないなんて、庶民と違ってお金を持っているからなのか。
 友哉はそう思い、苦笑した。