ゆう子は、友哉が自分のことを考えているのに気づいたのか、 「嫌いになった?」 と、泣き出しそうな顔をして言った。 「パニック障害では嫌いにならないよ」 「夜中に飛び起きたりする」 「俺もよく起きる」 「行儀が悪いの」