どこかに嘘が潜んでいてもかまわない。利用されていてもかまわない。ずっとそんな人生なのだから。
 人気女優が現れたのは出来すぎだったが、もともと高い報酬があった。
 未来の世界のためにも、他人のためにも働く気はない。しばらくは風に流されていくだけdots。それが友哉の今の考え方だった。

第三話『ゆう子のマンション』に続く