「知らないよ。あと三年でわたしの人生は終わりなんじゃないの。つまり死ぬんだよ」
 ゆう子がそう言い放った。まさに焦燥している。
「死ぬ? なんで」
「知らないって。だけど、三年後のある日に、わたしの記憶は消えてなくなる」
「病気? 事故?」
「知らないし、言いたくない」
 涙ぐんでるゆう子を見た友哉は、