「すまん。そのdots。死なせないよ。ちゃんと守っているから」
と言った。
「ほんとに?」
 ゆう子はあからさまに機嫌がよくなって、
「やったよ。お芝居成功。恋人兼、秘書確定」
と笑って、飛ぶようにバスルームに走っていった。
「し、芝居だったのか。さすが女優」